予冷措置の必要性

  • 野菜の現状
    • 昔の野菜供給圏は極めて狭い範囲に限られていましたが、近年の栽培・貯蔵技術の進歩、施設栽培の普及、さらに産地の時期的移動等により、ほとんどの野菜の周年供給が達成されています。
    • 施設栽培は、北は北海道から南は沖縄まで、全国的に普及しています。冬期は西南暖地、夏期に高冷地と東北・北海道が主に生産を分担し、産地は遠隔化し流通圏は全国に広がって言います。
  • 野菜の品質保持
    • 野菜は外観上の商品性が最も重視され、輸送・貯蔵中のむれ・外傷・腐敗等による消耗、蒸発によるしおれ、緑葉の黄化他変色等々を極力抑えることが、益々重要となってきております。また野菜の鮮度を長く保つには、収穫後できるだけ早く野菜品温を下げて呼吸を抑制することが最も効果的な方法です。

そこで、野菜を輸送・保冷・低温貯蔵する前に、鮮度や品質の低下を防ぐ予冷が必要になってくるのです。


画像の説明

※コールドチェーン
(一定の温度保持が必要な生鮮食品等を生産・輸送・消費の過程の間dで途切れることなく低温に保つ物流方式。)